「甘酒って身体に良いんだって」とよく耳にします。
スーパーでもたくさんの種類の甘酒が並んでいます。とても身近な飲料になりました。
でも、どれでもいいのか?誰にでもいいのか?
甘酒とは
ひと昔前までは甘酒と言えば大晦日や初詣の時に神社やお寺で振舞われる、
甘くて温まる飲み物。
年に一度飲むか飲まないか位の存在でした。
でも、あの甘酒は酒粕から作られたもの。
季節の風物詩として大切に頂きたいですね。
ここで取り上げる甘酒は「飲む点滴」としての米麹の甘酒です。
俳句では夏の季語に分類されるように、
江戸時代から親しまれた「夏バテ防止飲料」で、
現代の点滴とほぼ同成分な「飲む点滴」なのです。
必須アミノ酸全種
体内では合成されず、食事で摂る必要がある9つのアミノ酸、
バリン/イソロイシン/ロイシン/メチオニン/リジン/フェニルアラニン/トリプトファン/スレオニン/ヒスチジン
全種が含まれています。
必須アミノ酸はどれかだけを摂ればいいと言うのではなく、
バランス良く摂る事が大事とされています。
例えばオキシトシンと同じく「幸せホルモン」と呼ばれる、
セロトニンの生産をサポートしてくれるトリプトファン。
レバーやバナナ、高野豆腐などに含まれています。
また筋肉の強化や成長促進のイソロイシンは、
鶏肉、牛乳、チーズなどから摂る事ができます。
毎日の食卓でなるべく多くの食材からバランス良く摂取したいですが、、、
現実は中々、難しかったりしますよね。
そこで、自家製甘酒をおちょこ一杯!!
市販の甘酒は熱殺菌処理されているので効果は少ないのですが、
生甘酒は、
酵素と補酵素と菌の宝庫!!ビタミンB群も豊富と、数えきれない効能が期待されます。
コウジ酸
米麹生甘酒には麹からしか生成されないコウジ酸が。
コウジ酸には次のような嬉しい働きがあります。
「美白」
待ってました!美白~。
シミの元、メラニンの生成を抑えてくれます。
「糖化防止」
糖化=老化と言えます。
糖化が肌で起こればシミやしわとなって現れます。
その糖化を防ぐ働きもあるのです。
では甘酒は万能?
このように「飲む化粧水」とも言われる甘酒ですが、他にも次のような効能があります!!
・腸内環境の活性化→免疫力アップ
・活性酸素の除去→ガン予防
・脳の活性化→認知症予防
正に良い事尽くめですね。
でも・・・残念ながらNGもあるのです。
それはカンジダ症の方。
カンジダ菌は誰もに存在している常駐菌です。
ただ、ストレスや風邪、抗生物質やピルの長期服用などで増殖してしまう場合があります。
そのような方は逆にカンジダ菌に餌を与えてしまう事になるので、NGなのです。
ご自分の体調と向き合って摂取して下さいね。
腸活に
穀物のデンプンを分解するアミラーゼと、
タンパク質を分解するプロテアーゼを有するので、
消化に良いのも甘酒の長所。
ぜひ、一日おちょこ一杯の甘酒を!
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松原靖江 (日曜日, 20 9月 2020 18:22)
甘酒はスーパーでよく買っているのですが、
自家製甘酒ですと、作るのに手間がかかるのかなぁと、気にかかります。
どんなものでしょうか?
村上悦子 (月曜日, 21 9月 2020 09:17)
ご質問ありがとうございます!
LINE公式アカウントの挨拶メッセージにレシピを載せました。ぜひご覧下さい。簡単ですよ!自然の甘み。そして菌が生きています。